昨日は福知山マラソン終了後、1545福知山発の特急こうのとりに
飛び乗って、1730にシルベスト梅田店着。鏑木さんセミナーの
ためでした。
なぜトレイルランナーの第一人者である鏑木さんが自転車屋である
シルベストに来て下さったのか。それはみぞさんの並々ならぬ熱意が
伝わったからだと思います。
膝を痛めながらもレースを続けるみぞさんですが、長時間の運動が
できないため、練習会にはほとんど参加できてません。それでも
クラブのみんながどうしたら楽しくなるのか、どうしたら強くなるのか、
どうしたら怪我を克服できるのか、どうしたら目指すべきところに
到達できるのかを、シンプルに一生懸命に考えてくれています。
シルベストのスタッフでシルトラ監督とはいえ、ここまでやって
下さるみぞさんにとても感謝しています。
そして1800にセミナーが始まりました。鏑木さんは
トレイルランナー以外にセミナーをするのは初めてとのこと。
セミナーの詳細をブログで書くことは敢えて控えますが、
僕の頭のメモを整理するとポイントは次のとおりです。
1. 有酸素運動でLT値を上げよう。
2. 休むことはとても大切。
3. 糖エネルギーではなく、脂肪エネルギーを使える体を作ろう。
4. 高負荷と低負荷のトレーニングの組み合わせが大事。
5. 補強運動をやろう。(40歳になると筋肉が落ちる)
6. 苦しくて辛いレースは必ずモノにしよう。モノにするということは
タイムや順位と同義ではない。
7. 楽しむ勇気を持とう。
UTMBのこと、技術論や精神論まで幅広くお話をして下さいました。
特に印象に残ったのが、今年のUTMBが本当に辛かったという話。
プロとして、2009年の3位ランナーとして、多くの期待を背負い、
怪我を押して、完走を義務付けられながら走らざるをえなかったと。
僕たち市民ランナーと同じように、鏑木さんも今年のUTMBでは
「止める」「続ける」という二択を、何十回何百回も自問し続けて
ようやくフィニッシュラインに辿りついたと。それを乗り越えての7位。
2009年の3位よりも価値があったような口振りでした。
僕は2012年5月のウルトラトレイルマウントフジ90kmの部にエントリー
しました(横山さんのセミナーを受けてすぐ!)。4月の宮古島
トライアスロンあるいは7月の皆生トライアスロンにも出場したいと
欲張りで困ってしまいます。